緑のカーテン
2011年11月08日
<緑のカーテン奮闘記>
今年の夏、初めて、「緑のカーテン」作りに挑んだ。今までやりたいと思ってはいたが、なかなか勢いが付かなかった。しかし今年は後押しの風が吹いていた。
最初に、5月中旬、ゴーヤの種を撒いてみるが、1本も発芽せず、あえなく失敗。そこで6月初旬、ゴーヤの苗10本、西洋朝顔の苗5本、大きめのプランターボックスを7個買ってきて育て始めた。
初めは西洋朝顔の生長が良く、ゴーヤはなかなか大きくならない。腐葉土を足したり、化成肥料を入れたりの試行錯誤が続いた。
7月も中旬になると、逆にゴーヤが成長し出したが、まだ共にか細く、どうしたものか、本当に夏に間に合うのかとヤキモキする毎日だった。こんなことなら、来年はもっと早く植えようと反省。
それでも今後の成長に期待して、棚造りに取りかかることにした。
角材と防腐塗料、それとネットをホームセンターで買ってきて、暑い日中に一日かかって組み立てた。横幅3.6m×縦2.7mの結構大きな棚を、南側と西側の2ヶ所に設置。正直バテバテに疲れた。
それと緑が茂るまでの対策として、内側に簾を取り付けた。これが苗が育つまでの間はとても役に立った。材料費は苗とプランターを足して、約10,000円程度。
やがて、7月の終わり頃からゴーヤはどんどん成長しだして一安心。前からゴーヤを育てていた同級生に聞いたところ、夏盛りのそれなりの暑い時期が来ないと、いくら早く植えても成長はしないものだと教わった。所詮、沖縄のような暑い所の作物なのだからと納得。
しかし、西洋朝顔は一向に伸びてこない。何か失敗したかな?とあれこれ思い当たることを悩むのだった。
8月に入ると、ゴーヤは2階まで届くまで成長し、実も次第に食べられるようになって、ヤレ万歳と喜んでいたら、さあ大変。同級生から聞いていた通り、成り過ぎて毎日食べても追いつかない始末。初めの喜びも一転、だんだん飽きてきた。あれこれと色々な食べ方を考えて、ダメモトで試すという連続。それでも当然、食べきれないからそれから、しばらくは、もらい手を探す日々だった。
ただ、暑さも盛りだというのに、西洋朝顔はまだ間に合わない。参ったなあ。
<南側のゴーヤの棚>
5個のプランターボックスに1本づつ植えた。
<南側のゴーヤの棚>
内側に簾の日除けを取り付けた。
<西側のゴーヤと西洋朝顔の棚>
西側も裏に簾を吊した。初めのうちは随分と役だった。
9月に入ると、プランターに植えたゴーヤは成長が止まり、次第に勢いが無くなってきた。西側の土に植えたモノは成長は遅かったが、まだ大丈夫。やっぱり、地に植えると違いは歴然だ。それでも中旬になると枯葉が見えるようになった。一方、西洋朝顔はまだまだ元気一杯で、棚の行き先が無くなっても、上に横に下にと這いずり回って伸び続ける生命力には唖然とした。
9月も中旬になると、今年は急に涼しさを感じるようになった。ゴーヤは少しづつ黄色くなり始めてきた。しかし朝顔はまだ元気に頑張っているし、花も次々と咲き続けている。
9月下旬。ゴーヤは枯れているが、朝顔はまだ青々としている。かわいそうだからと放っておいたが、さすがに女房の「日差しが欲しい」の一言で、意を決して撤去に踏み切った。「ご苦労さんでした」とつぶやきながら。
結果としては、まずまずの成功だった。正直、一年目からここまで出来るとは思っていなかった。
それに、やっぱり涼しかった。特に西日を遮ったことで、例年午後は居られない座敷も、一日中快適な環境に変わったのには驚いた。
来年も頑張ろう。
今年の夏、初めて、「緑のカーテン」作りに挑んだ。今までやりたいと思ってはいたが、なかなか勢いが付かなかった。しかし今年は後押しの風が吹いていた。
最初に、5月中旬、ゴーヤの種を撒いてみるが、1本も発芽せず、あえなく失敗。そこで6月初旬、ゴーヤの苗10本、西洋朝顔の苗5本、大きめのプランターボックスを7個買ってきて育て始めた。
初めは西洋朝顔の生長が良く、ゴーヤはなかなか大きくならない。腐葉土を足したり、化成肥料を入れたりの試行錯誤が続いた。
7月も中旬になると、逆にゴーヤが成長し出したが、まだ共にか細く、どうしたものか、本当に夏に間に合うのかとヤキモキする毎日だった。こんなことなら、来年はもっと早く植えようと反省。
それでも今後の成長に期待して、棚造りに取りかかることにした。
角材と防腐塗料、それとネットをホームセンターで買ってきて、暑い日中に一日かかって組み立てた。横幅3.6m×縦2.7mの結構大きな棚を、南側と西側の2ヶ所に設置。正直バテバテに疲れた。
それと緑が茂るまでの対策として、内側に簾を取り付けた。これが苗が育つまでの間はとても役に立った。材料費は苗とプランターを足して、約10,000円程度。
やがて、7月の終わり頃からゴーヤはどんどん成長しだして一安心。前からゴーヤを育てていた同級生に聞いたところ、夏盛りのそれなりの暑い時期が来ないと、いくら早く植えても成長はしないものだと教わった。所詮、沖縄のような暑い所の作物なのだからと納得。
しかし、西洋朝顔は一向に伸びてこない。何か失敗したかな?とあれこれ思い当たることを悩むのだった。
8月に入ると、ゴーヤは2階まで届くまで成長し、実も次第に食べられるようになって、ヤレ万歳と喜んでいたら、さあ大変。同級生から聞いていた通り、成り過ぎて毎日食べても追いつかない始末。初めの喜びも一転、だんだん飽きてきた。あれこれと色々な食べ方を考えて、ダメモトで試すという連続。それでも当然、食べきれないからそれから、しばらくは、もらい手を探す日々だった。
ただ、暑さも盛りだというのに、西洋朝顔はまだ間に合わない。参ったなあ。
<南側のゴーヤの棚>
5個のプランターボックスに1本づつ植えた。
<南側のゴーヤの棚>
内側に簾の日除けを取り付けた。
ところが、お盆になろうかという時期から、西洋朝顔はグングン大きくなり出した。その勢いと来たら、「まるでジャックと豆の木みたいだ」とみんなで笑ったほど。
お盆が過ぎる頃には棚は朝顔の濃い緑の葉でビッシリ。予定よりかなり遅れたが、やっと緑の陰が出来上がった。さらに、在来種より大きな薄紫色の花が一斉に咲き出した。可憐とは言い難いけれど、これはこれで夏の風情が加わったことに満足。昔、在来種の朝顔は何度か育てたが、ヒヨロヒョロと2m程度にしかならず、しかも葉はたいして茂らない。それに比べたら、もの凄い迫力にただ驚くばかり。葉は大きいし、4mが5mでも伸び続けるし、花も大きくしかも持ちが長い。根本の茎など、終いには直径2cm近い木の様だった。
お盆が過ぎる頃には棚は朝顔の濃い緑の葉でビッシリ。予定よりかなり遅れたが、やっと緑の陰が出来上がった。さらに、在来種より大きな薄紫色の花が一斉に咲き出した。可憐とは言い難いけれど、これはこれで夏の風情が加わったことに満足。昔、在来種の朝顔は何度か育てたが、ヒヨロヒョロと2m程度にしかならず、しかも葉はたいして茂らない。それに比べたら、もの凄い迫力にただ驚くばかり。葉は大きいし、4mが5mでも伸び続けるし、花も大きくしかも持ちが長い。根本の茎など、終いには直径2cm近い木の様だった。
<西側のゴーヤと西洋朝顔の棚>
西側も裏に簾を吊した。初めのうちは随分と役だった。
9月も中旬になると、今年は急に涼しさを感じるようになった。ゴーヤは少しづつ黄色くなり始めてきた。しかし朝顔はまだ元気に頑張っているし、花も次々と咲き続けている。
9月下旬。ゴーヤは枯れているが、朝顔はまだ青々としている。かわいそうだからと放っておいたが、さすがに女房の「日差しが欲しい」の一言で、意を決して撤去に踏み切った。「ご苦労さんでした」とつぶやきながら。
結果としては、まずまずの成功だった。正直、一年目からここまで出来るとは思っていなかった。
それに、やっぱり涼しかった。特に西日を遮ったことで、例年午後は居られない座敷も、一日中快適な環境に変わったのには驚いた。
来年も頑張ろう。
Posted by shioAstudio at 23:30│Comments(0)
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