ボチボチ年賀状を・・・
毎年の事だが、尻に火が付かないと年賀状を書くテンションになりません。
まだまだクリスマスモードだし・・・
今年もあと10日足らず。
ボチボチ書こうかと思い、さて今年のデザインは?と考え出したところ、ふと1週間ばかり前の新聞記事を思い出しました。
今年は<震災>の事も配慮して、
「おめでたい」 とか、
「お祝い」 や 「喜び」 等のニュアンスの言葉は避ける傾向がある・・・と。
で、う~ん、どうしようか・・・ と考えた。
その結論は、
そりゃそうだ。
あれだけの大被害があったんだから、被災地でなくても、日本中が気を遣っても当然だろう ・・・ と思うに至ったわけです。
で、賀詞や文章をどうしよう? ということから、ネットで念入りに検索してみました。
その結果、色々と分かってきました。
なんと、初めて知った事もありました。
まず、年賀状にもちゃんとした構成あるんだって事。
今まで、何となく書いていた意味も分かりました。
<構成>とは、
① 賀詞(がし)+② 芳情(ほうじょう)+③ 交誼(こうぎ)+④ 日付
① 賀詞:あけましておめでとうございます
4文字賀詞(謹賀新年) 2文字賀詞(賀正)・・・ など
② 芳情:旧年中は大変お世話になりました・・・ など
③ 交誼:本年もよろしくお願いいたします
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします・・・ など
④ 日付:平成24年元旦・2011年1月1日・・・ など
ということです。
<4文字の賀詞>の例として、
謹賀新年:謹んで新年のお祝いを申し上げます
恭賀新年:うやうやしく新春のお祝いを申し上げます
謹賀新春:謹んで新春のお祝いを申し上げます
恭賀新春:うやうやしく新春のお祝いを申し上げます
敬頌新禧:うやうやしく新年の喜びをたたえます
慶雲昌光:めでたき雲に美しい日の光
瑞祥新春:新春からめでたい兆しがありますように
永寿嘉福:長生きして、幸せでありますように
長樂萬年:字のとおり
春風献上:字のとおり
<2文字の賀詞>の例として、
賀正 :正月を祝う
賀春 :新年を祝う
頌春 :新年をたたえる
迎春 :新年を迎える
慶春 :新年をよろこぶ
寿春 :新年を祝う
初春 :新しい年、年の初め
新春 :新しい年
等々が、あります。
字の意味として、
賀 :祝う
慶 :めでたい、喜び、祝い
頌(しょう) :たたえる、ことほぐ
禧 :よろこび、さいわい
ということなので、
この中で、 「賀」 ・ 「慶」 ・「寿」 は、どうにも遣い辛いということになる。
従って、今回の年賀状として、何となく使いやすい言葉は・・・
<4文字>ならば、
瑞祥新春 ・・・ 目上、先輩用
<2文字>ならば、
頌春
迎春
初春
新春 ・・・ 年下、後輩用
<芳情>の文としては、
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
<交誼>の文としては、
新春を迎え皆様のご多幸をお祈り申し上げます
本年の皆様のご多幸をお祈り申し上げます
という感じでしょうか。
皆さんは、どう思われますか?